アズマヒキガエルについて

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アズマヒキガエルをご存じですか?

 アズマヒキガエルは北海道に元々生息していない国内外来種であり、近年道内の各地で急激に繁殖しています。共和町内ではまだ確認されていませんが、札幌市や石狩市などで成体や卵が確認されています。
 共和町では、ため池が多く生息に適した環境のため、何らかの拍子で持ち込まれた場合、大繁殖する可能性もあります。
 北海道ではこのカエルが北海道の生態系に著しい影響を及ぼす可能性があるとし、2015年12月に北海道の指定外来種に指定し、これ以上生息域が拡大しないように取り組んでいます。(北海道では生息地域の把握と、今後の対策に活用するため、目撃情報を集めています。内容は道HPをご確認ください)

特徴

  • 体長約4~16cm、道内の在来種のエゾアカガエル(約5~7cm)よりも大きい。
  • 体には大小のイボがあり、特に鼓膜の上にある耳腺が大きく目立つ。
  • 体色はオスは黄褐色、メスは赤褐色で繁殖期のオスは黄色みが強い。
  • 成体は動きが遅く、跳ねて移動することはまれ。

生態

  • 夜間に活発に活動する。
  • 繁殖期の4~5月にかけて、山林などから浅い池や水たまり等に移動し、集団でひも状の卵の塊(数千個)を産む。
  • 成体は「のっしのっし」と四足歩行し、跳ねて移動することはまれである。
  • 繁殖期以外は山林や草むら等でも見られる。
  • 雑木林や民家の庭などに生息し、住みつくことがある。

駆除方法

 繁殖時期(5月上旬から下旬)に、ひも状の卵の塊を池などから引き上げたり、群れをなす黒色で小型のオタマジャクシを網ですくい、乾燥させる方法が効果的です。

 このカエルは人に危害を加える生き物ではありませんが、皮膚のイボ(耳腺 じせん)などから白色の毒を出し、素手で触るとかぶれたり、口など粘膜に入ると痛みや嘔吐の症状が現れるため、見つけても素手で触らず、触った場合はよく手を洗うように注意してください。

国内外来種と在来種

アズマヒキガエル(国内外来種)
アズマヒキガエル(国内外来種)
トノサマガエル(国内外来種)
トノサマガエル(国内外来種)
ツチガエル(国内外来種)
ツチガエル(国内外来種)
エゾアカガエル(在来種)
エゾアカガエル(在来種)
アマガエル(在来種)
アマガエル(在来種)

生息状況等確認のため、アズマヒキガエルを発見したときは、役場住民生活課生活安全係までご連絡ください。

お問い合わせ

住民生活課/生活安全係

〒048-2292
北海道岩内郡共和町南幌似38番地2
電話:0135-67-8783

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