カブトムシやクワガタなどの昆虫を飼うために大切にしてほしいこと
カブトムシやクワガタなどの昆虫を飼うために大切にしてほしいこと
カブトムシなど、昆虫や繁殖のために北海道に持ち込まれた生きものが逃げ出し、野生化しています。カブトムシはもともと北海道に生息していない国内外来種です。北海道の生態系(自然環境)への悪影響が懸念されていますので十分な注意が必要です。詳しくは下記リーフレットをご覧ください。
ペットを飼う皆様へ
もともと北海道にいないとされていた生物が道内で発見される例が増えています。中には、「飼っていた生物が逃げ出した」または、「狭いカゴの中で飼われている生物がかわいそうになって放してあげた」という方もいると思います。しかし、そうすることで、目に見える被害はなくても、もともと北海道に暮らしていた野生生物に悪影響を与える可能性があります。
さらに、もともと北海道に生息しているミヤマクワガタなども、売られているものは北海道外のものかもしれず、交雑による影響などが懸念されます。ホームセンターやペットショップなどで売られている(採ってきた場所がわからない)生物は、絶対に逃がしたり放してはいけません。
飼っていた生物を放すと、外来種を自然界に導入したことになり、人間の都合で生態系を改変する大きな脅威につながる恐れがあります。一度飼い始めたら最後まで飼いましょう。それが飼育のルールです。
- えさや住みかをうばいます
逃がしたり、放したりされた生物は、もともと北海道にいた生物のえさや住みかをうばってしまう可能性があります。 - 病気をひろげます
逃がしたり捨てられた生物にくっついていたダニなどを通して、北海道の生物たちに病気を広げる可能性があります。 - 北海道にしかいない遺伝子が失われます
北海道にもともといる生物との間に子どもが生まれることで、北海道にしかいない遺伝子が失われる可能性があります。
もともと北海道にいなかった生物(一例)
このことから、
絶対に逃がしたり、捨てたりしてはいけません!!
責任を持って最後まで飼いましょう。
海外産のカブトムシ・クワガタムシについて
海外産のカブトムシ・クワガタムシも絶対に逃がしたり放したりしてはいけません。最後まで飼いましょう。
飼育者の皆様へ
- カブトムシやヒラタクワガタは、北海道にもともと生息していない国内由来の外来種です。
- もともと北海道にいなかったものを人間の都合で放してしまうと、元々住んでいた生物に深刻な影響を与える恐れがあります。
- オオクワガタ、ノコギリクワガタ、ミヤマクワガタなどは北海道にいますが、北海道産のものと本州以南にいるものとは遺伝的に異なる可能性があります。売られているクワガタムシは本州以南のものであるかもしれませんので、買ったら最後まで責任を持って飼いましょう。
- お問い合わせ
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住民生活課/生活安全係
〒048-2292
北海道岩内郡共和町南幌似38番地2
電話:0135-67-8783