ペット(犬・猫等)を捨てるのは犯罪です!
ペットを捨てないで
今年も共和町内において、猫が近辺の山や人の家の納屋に勝手に捨てられる事案が発生しています。犬や猫などの愛護動物を捨てることは、「動物及び愛護に関する法律」により禁じられています。違反した者には以下の罰則があります
- 犬や猫などの愛護動物を遺棄した場合は100万円以下の罰金に処せられます。
- 犬や猫などの愛護動物をみだりに殺したり傷つけた場合は、2年以下の懲役または200万円以下の罰金に処せられます。
- 犬や猫などの愛護動物に対し、みだりに餌や水を与えずに衰弱させるなどの虐待を行った場合は100万円以下の罰金に処せられます。
愛護動物の遺棄等には厳しい罰則規定があり犯罪行為です。しかし、これら犯罪行為に対して認知度が低いこともあり、遺棄された愛護動物や野生化した動物の駆除依頼が町に多く寄せられます。愛護動物は、最後まで飼い主が責任を持って飼ってください。また、不必要な繁殖を防止するために、犬や猫の不妊・去勢手術をするようにしてください。
ペットを飼いたい!でもその前に
ペットを飼うことは、その一生を責任を持って面倒を見ることです。ペットは私達人間と同じように、命ある存在です。毎日食べ、排泄し、眠り、運動し、その世話は休みなく続きます。ペットも意思と感情を持ち、飼い主の思い通りにはなりません。ペットの起こしたトラブルは、全て飼い主の責任です。ペットを飼うのに愛情はもちろん必要ですが、「かわいい」という気持ちだけでは生き物は飼えません。飼ってしまってから「こんなはずじゃなかった」とあわてても間に合いません。飼う前に次のポイントについて考えてみましょう。
命を見送るまで飼えるか考えましょう。
動物の種類によってその寿命は違います。飼い始める時期や種類によっては、飼い主の寿命より長く生きる動物もいます。その命を見送るまで飼い続けることができますか?
飼い主の都合でペットを手放すことにならないですか?
人生にはさまざまな転機が訪れます。就職、転勤、引っ越し、結婚、老い。不測の事態が起きるかもしれません。それでも最後まで責任を持って飼えますか? 注:飼い主には、ペットがその命を終えるまで適切に飼う責務があります。また、どうしても飼えなくなったときに新たな飼い主を探すことも、飼い主の責任です。
ペットを迎える前によく調べ、考えましょう
1.飼いたい動物の特性・飼育に必要な環境について調べましたか?
本当に自分に飼えるのかよく考えましょう。その動物の習性や行動を知ることは、問題行動の予防や近隣とのトラブルの予防にもなります。注:特に犬の場合、目的により人為的に様々な品種が作られてきたため、品種によりその特性が大きく違うこともあります。見た目だけで選ばずに、あらかじめその品種の特性を知っておきましょう。
2.生涯にわたる計画を立ててみましたか?
ペットを飼うには費用がかかります。(食費、予防・医療費、ペット用品費など)。あなたのライフプランに合っているかが重要です。周りが飼っているからと言って自分もという甘い考えは捨てましょう。
3.ペットの入手先について調べましたか?
入手先にはブリーダーやペットショップ、動物愛護団体、保健所などがあります。その動物の性格などの情報をしっかりと確認し、入手後も飼い方について相談にのってくれるかなどを事前に確認しましょう。
4.毎日欠かさず、ペットの世話に時間と手間をかけられますか?
ペットは生きています。毎日の世話が必要です。ペットの急な病気などの時には、自分の用事を後回しにすることも必要になります。
5.家族みんなが飼うことに賛成して協力できますか?
ペットを飼うことに、家族の協力は欠かせません。
6.家族の中に飼いたい動物に対するアレルギーを持つ人はいませんか?
飼う前に医師に相談するなど慎重な判断が必要です。
7.そのペットを飼うことができる住宅ですか?
集合住宅や賃貸住宅ではペット禁止の場合があります。事前に確認が必要です。
8.万が一、飼えなくなった時のことを考えていますか?
突然の災害や不慮の事故、病気で飼うことが難しくなるかもしれません。万が一に備え、ペットを預けられる人、世話をしてくれる人をあらかじめ見つけておきましょう。
飼わない決断も大切です
「適切な世話ができないから、今は飼わない。」と決断することも「ペットの命に対する責任」を果たすことになります。
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住民生活課/生活安全係
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